【NBAプレイオフプレビュー&勝敗予想】 ファーストラウンド キャブスvsピストンズ
1カード1記事という大胆な手法で書いていきたいと思います。全8記事という果てしない旅にお付き合いください。
順位と最終結果はこちら↓
クリーブランド・キャバリアーズ (1) vs デトロイト・ピストンズ(8)
今季のイーストのプレイオフは下克上の起こりやすい環境と言えます。そんな中で、1つの下克上候補と言えるカードがこの、キャブスvsピストンズです。
スケジュールを確認します。
GAME1 ピストンズ@キャブス 4月18日 日本時間午前4時
GAME2 ピストンズ@キャブス 4月21日 日本時間午前9時
GAME3 キャブス@ピストンズ 4月23日 日本時間午前8時
GAME4 キャブス@ピストンズ 4月25日 日本時間午前9時30分
以降未定
GAME5 ピストンズ@キャブス 4月27日
GAME6 キャブス@ピストンズ 4月29日
GAME7 ピストンズ@キャブス 5月1日
以上です。
レギュラーシーズン成績
キャブス57勝25敗
ピストンズ 44勝38敗
対戦成績
2015年 11月17日 キャブス 99 @ピストンズ 104
2016年 1月29日 キャブス 114 @ ピストンズ 106
2016年 2月22日 ピストンズ 96 @キャブス 88
2016年 4月13日 ピストンズ 112 @ キャブス 110
シーズン結果 ピストンズ 3-1 キャブス
いずれも10点差以内に終わる接戦です。ピストンズが3勝を奪っているものの、レブロン不在の試合もあり、プレイオフに関わるとは思えません。しかし、ピストンズはキャブスに対する苦手意識がないと思われます。
レジー・ジャクソンが「良い相手に当たった」というニュアンスの発言でメディアを沸かせており、ピストンズの若手たちがどれだけ奮起できるかがこのマッチアップの鍵でしょう。
勝利の鍵
ここで、両チームのプレイスタイルを確認したいと思います。
両チームともスタッツは非常に似通っており、わざわざピックアップするほどではないものの、対称的なのはインサイドの使い方。ピストンズは、ドラモンドというリーグベストのリバウンダーを有し、過去数試合を見ても、オフェンスリバウンドも好調です。一方キャブスはトリスタン・トンプソンをセンターに構えてくると見られ、オフェンスではさほど機能しません。
さらに、スリーポイントの優先順位は両チームとも高いものの、キャブスは異常なほどに打ってきます。特に、4Qでの競った場面でのスリーは決まれば勝ち、落ちれば負け。このギャンブル性が高いオフェンスを変更してくるかは疑問ですが、ピストンズはスリーポイントを抑えることが勝利に繋がるでしょう。
以上より、このシリーズはキャブスの3ポイント%と、ピストンズのインサイドの支配によって結果が決まると予想します。4−2でキャブス・・・どうですか?
NBAレギュラーシーズン全ゲームが終了! 15−16シーズンの最終順位
本日(4月14日)、NBA2015−16シーズンのレギュラーシーズン全試合が終了となりました。明日、明後日と空き日(試合のない日)となっていますので、今シーズンの振り返りとプレイオフの展望はそこで出させていただきたいと思っています。具体的な内容としては、僕はコービーが大○○ということや、今季僕が一押ししているチームについてが主だと思いますが、書きたいことが多すぎてアップできる自信がありません(笑)
昨日、イースタンのプレイオフ出場記事をあげましたが、そこではイーストの混戦する様子を書いておりますので、そちらを参照ください。
本題です。
ウェスタンのプレイオフメンバーが確定・更にイーストを含め全順位も確定
本日の試合結果により、全チームの最終的な順位、プレイオフの対戦相手が決定しました。今回の記事では最終順位の振り返りを行います。
なお、コービー・ブライアント関連は日本の最有力NBA放送局であるWOWOWが11時から録画放送するということですのでこちらは書きません。日本語での解説等を聞いてからまた記事にしますのでお待ち下さい。
ウェスタン・カンファレンス
1.ゴールデンステート・ウォリアーズ(73勝9敗)
2.サンアントニオ・スパーズ(67勝15敗)
3.オクラホマシティ・サンダー(55勝27敗)
4.ロサンゼルス・クリッパーズ(53勝29敗)
5.ポートランド・トレイルブレイザーズ(44勝38敗)
6.ダラス・マーベリックス(42勝40敗)
7.メンフィス・グリズリーズ(42勝40敗)
8.ヒューストン・ロケッツ(41勝41敗)
(太字はホームコートアドバンテージを獲得)
以下プレイオフを逃したチーム
9.ユタ・ジャズ(40勝42敗)
10.サクラメント・キングス(33勝49敗)
11.デンバー・ナゲッツ(33勝49敗)
13.ミネソタ・ティンバーウルブス(29勝53敗)
14.フェニックス・サンズ(23勝59敗)
15.ロサンゼルス・レイカーズ(17勝65敗)
と以上のようになりました。
カンファレンス全体の印象としては、上位2チームがずば抜けている感が否めないものの、マブス、グリズリーズといった常連とも言えるチームが代表するように、「タフさ」がものを言った終わり方かなといった印象です。
上位2チームはもちろん、それ以外のチームも、やはり今季も面白くなりそうですね。
イースタン・カンファレンス
1位 クリーブランド・キャバリアーズ(57勝25敗)
2位 トロント・ラプターズ(56勝26敗)
3位 マイアミ・ヒート(48勝34敗)
4位 アトランタ・ホークス(48勝34敗)
5位 ボストン・セルティックス(48勝34敗)
6位 シャーロット・ホーネッツ(48勝34敗)
7位 インディアナ・ペイサーズ(45勝37敗)
8位 デトロイト・ピストンズ(44勝38敗)
(太字はホームコートアドバンテージを獲得)これ以下の順位のチームは全てプレイオフへの出場を逃しました。
9位 シカゴ・ブルズ(42勝40敗)
10位 ワシントン・ウィザーズ(41勝41敗)
11位 オーランド・マジック(35勝47敗)
12位 ミルウォーキー・バックス(33勝49敗)
13位 ニューヨーク・ニックス(32勝50敗)
14位 ブルックリン・ネッツ(21勝61敗)
15位 フィラデルフィア・セブンティシクサーズ(10勝72敗)
こちら、イーストは3位から6位の4チームが全て同勝率でレギュラーシーズンを終えるという大混戦で終えました。最終的にはヒートが3位トップを飾ったものの、最終戦でセルティックスに敗れているというなかなか面白い展開でした。
正直言って、イーストはこの順位はさほど関係なくプレイオフが進むと見て良いのではないかと思っています。ホームコートアドバンテージの有無は大きな判断材料となりますが、2位以降の全てのチームがカンファレンスファイナルに出てきて、ころっとキャブスを倒しても不思議ではありませんし、ファーストラウンドで破ってもなんらおかしくありません。この混戦っぷりはなかなか面白い結果を生みそうな気がしています。
以上、順位レポートでした☆
プレイオフのマッチアップについては明日、細かな解説も交えて書かせていただきますので、そちらも御覧ください。
2016年、イーストのプレイオフ出場チームが決定 ブルズはプレイオフを逃す
本日(4月12日)の試合結果により、2015−16シーズンのNBA、イースタン・カンファレンスのプレイオフ出場チームが決定しましたので、ここで記事にしたいと思います。
ウェスタンはまだ決定していませんのでまた後日。
順位に関してはまだ変動しますので、そこも後日。
では、行きましょう。
1位 クリーブランド・キャバリアーズ(57勝24敗)
2位 トロント・ラプターズ(54勝26敗)
3位 アトランタ・ホークス(48勝33敗)
4位 マイアミ・ヒート(47勝33敗)
5位 ボストン・セルティックス(47勝34敗)
6位 シャーロット・ホーネッツ(47勝34敗)
7位 インディアナ・ペイサーズ(43勝37敗)
8位 デトロイト・ピストンズ(43勝37敗)
(4月12日現在)と、なっております。これ以下の順位のチームは全てプレイオフへの出場を逃しました。
9位 シカゴ・ブルズ
10位 ワシントン・ウィザーズ
11位 オーランド・マジック
12位 ミルウォーキー・バックス
13位 ニューヨーク・ニックス
14位 ブルックリン・ネッツ
プレイオフ順位争いはまだまだ熱い!
以上に順位を挙げましたが、特に、3,4,5,6位のチームのゲーム差は最大でも1。あと2日間ありますが、この勝敗によって大きく順位は変動します。また、この4チームはファーストラウンドで当たるチームを選んでいるということにもなっていますので、ここで良い順位を得ておけばカンファレンスファイナルへの進出、更には優勝への道筋も大きく変わってくるため、ここの勝敗は見逃せません。
ここで、その4チームの最近に関してまとめておきます。
アトランタ・ホークス
現在1番のリードを持っているのがこのホークスです。シーズン前半はカイル・コーバーの不調、デマーレ・キャロルがチームを離れた事によるものか、不調が続いていました。しかし、昨シーズンイーストの第一シードであるこのチームは基礎能力が凄まじく、その後は安定的な勝利でこの順位にたどり着いています。
残り試合は1。現地13日に行われる@ウィザーズ戦です。
マイアミ・ヒート
現在この争いの2番手を走るのはマイアミ・ヒート。僕の個人的な意見ながら、今季イーストのプレイオフで1番の鍵となるチームだと思っています。
オールスターブレイクにジョー・ジョンソンを獲得し、直後には彼に「ここで引退したい」と言わしめ、クリス・ボッシュの離脱後もディフェンス力は落ちません。
そう。ここで鍵になるのはクリス・ボッシュ。残り2試合の@ピストンズ、@セルティックス戦では復帰の見込みはありませんが、ワークアウトを実施しているとのことで、彼の復帰時期次第でイーストのプレイオフは一気に変貌します。
もし、ボッシュ抜きで2試合とも勝利を収めたとすると、流れはヒートに・・・
ボストン・セルティックス
この4チームで唯一、ウォリアーズを倒したチームがこのセルティックス。アイザイア・トーマスという「巨人」がチームを引っ張りつつ、旬の若手を多く揃える活気にあふれたシーズンを送っています。精神的な面で若干の若さが見えますが、競った試合の戦い方はベテラン顔負けの侮れないチームです。
ディフェンスも意識が高く、将来が楽しみ。
残り試合は1。しかも1つ上のヒートとのホームでの対決が残っており、白熱した試合が見られること間違いないでしょう。
シャーロット・ホーネッツ
ケンバ・ウォーカーというこれまた「巨人」をエースに構え、スリーポイントと素早いオフェンスを展開し、強豪をことごとく破ってきました。しかし、好不調の波が大きく、ウォリアーズ同様、スリーポイントが鍵をにぎるチームです。プレイオフでは戦い方を変えてくるのか、それとも、流れに乗ってスリーポイントを打ち続けるのか、期待して見ていきたいと思います。
残り試合は現地13日のマジック戦@ホームです。ホーネッツが1番勝ちそうかな?
この4チームで1番タフなスケジュールなのはマイアミ・ヒート。しかし、2試合とも勝利すればホームコートが見えてきます。どのチームが勝ち上がってくるのか・・・楽しみですね!
ブルズにニックス・・・なぜプレイオフを逃したのか
なんでなんでしょうか・・・ブルズはけが人の発生と、復帰が遅く、復帰後もなんとなく雰囲気が重たい状態が続いていました。コーチ批判が起こったり、ロッカールームの状態も良くないのではないかという噂も。
ニックスも同様、コーチ解雇もあり、方向性が示せずにシーズンを終えました。期待の星であるポルジンギスも後半にはハイライトを残す試合が少なく、序盤の覇気は見られずに残念です。
他のチームもなんとなく活気がなかった今シーズンで、プレイオフ争いは結構すんなりと決まってしまいました。来シーズンに期待・・・ということでしょうが、このムードは引きずってほしくないですね。
イーストは早々と終わってしまった感がありますが、今季イーストのプレイオフは面白いこと間違いなしです。いやーーー楽しみ!
《追記》2016/04/14
最終結果はこちら↓
ウォリアーズ ついにホーム連勝記録途絶える ブルズの勝利数は追うべきでないと思う。
ええ、やっと終わってくれました。私はホームコート連勝記録なんて正直別に大したことではないと思っているのですが、ここまで伸ばしてくるとは驚きです。
ホーム54連勝はついに終了。そういうことです。
試合結果は109vs106でセルティックスが勝利。試合を決めるオープンスリーを落としたのはカリーとしては最大のミスだったでしょう。シーズン中もこのような試合は確かにいくつもあったものの、この形で競り勝ったのはセルティックスしか見当たりません。
連勝記録(ホームだけでない)を終わらせたのはジャズでしたが、その前日、ウォリアーズを苦しませ、非常に良い所まで持ち込んだのもセルティックスです。
ブルズのシーズン勝利数を追い越すかというところでの大きな敗戦になったものの、このまま勢いが衰えていくかというと、それはありえないといえます。
しかしながら、このまま本気になってブルズの記録を追いかけても良いことは何もないと思うんです。もちろん、歴史的な数字ではあるし、追い求めたくなる気持ちもわかります。でも、ここで最後まで追いかけていたら、優勝という最大の目標を逃してしまう可能性すらあるのです。
カリーを含め、中心メンバーの疲労が溜まっているのは明らかで、ここ数試合みてもフレッシュさに欠けるんです。ウォリアーズならではとも言える、楽しそうにバスケをする姿はもうありません。その程度の状態で記録を求めて試合に出し続けるのはもう無意味です。
ここ最近のメディアは最高勝率を記録できるのかという内容でいっぱいですが、その程度の記録よりも優勝のほうが大切なはず。もし、選手が、休養を拒否し、強引にもプレイしたいというのなら、それはそれで良いでしょう。ただし、最高勝率を最高の目標だと感じるのならば。
別チームを応援したいと思っている私としては負けてくれて良かった。それだけです。
頑張るなら頑張るで勝手にすれば?敵が油断している隙を狙うのは僕の好きなチームの仕事ですから。
2018年NBAオールスターはロサンゼルスで開催決定! LAの圧倒的な集客力に期待
2018年オールスターはロスへ
現地火曜日、NBAは2018年のオールスターゲーム開催をカリフォルニア州ロサンゼルスのステイプルズ・センターで行うことを発表しました。(2017年はシャーロットでの開催です。)
会場としてのステイプルズ・センターでのオールスター開催はこれで3度目。ニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデンの5回、ボストンのガーデンでの4回に次ぐ、NBAで3番目に多い開催回数となります。
都市としての開催はNBA最多で、2011年、2004年、1983年、1972年、1963年の6回。ニューヨークの5回、ボストンとフィラデルフィアの4回が後に続いています。
また、本戦開催をレイカーズホームとするかクリッパーズホームとするかは決まっておらず、アナウンサーの類も決定はまだのようです。ちなみに、ニューヨークで行われたオールスターの際は本戦をマディソン・スクエア・ガーデンで行って、会場アナウンサーもニックスのホームで行いました。その例に従えば、レイカーズのホーム開催となるのかな、といった感じだと思われます。
NBAでもニューヨーク、ボストン等と並び圧倒的な集客力を誇るLAですのでどのような規模で開催できるのか非常に楽しみですね。
本拠地チームの躍進も成功には不可欠
コービー・ブライアント引退後ということで、レイカーズ再建の真っ只中ということになりそうですが、ロサンゼルスの街を大いに沸き立たせてくれることでしょう。クリッパーズも優勝候補に上がっておきながらいつも微妙な状態でシーズンを終えてしまう事が多いので、このオールスターを機に一歩前進してくれると、NBAがさらに面白くなりそうです。
怪我をしないためのオールスター?そんなの面白くない!
ここ数年の風潮としてオールスターはディフェンスを激しくせず、けが人を出させないという風潮が大きくなってきています。特に今年のオールスターはその流れが顕著で、正直言って全くおもしろくないオールスターでした。ダンクを見たければダンクコンテストを見ますし、スリーポイントを見たければスリーポイントコンテストを見れば十分。いや、そっちのほうが圧倒的に面白いです。
このまま適当なオールスター本戦をを過ごすのであればたとえLAであってもチケットが売れ残るといった悪魔のような日々がやってくるに違いありません。オールスターブレイクの方針を含め、そうならないことを期待しています。