ネッツ ジャレット・ジャック:前十字靭帯断裂と半月板損傷で今季絶望
NBAの方針として連戦が抑えられている今シーズンですが、ケガのニュースが止まりません。
つい先日には、サンズのエリック・ブレッドソーが半月板の修復手術のため、今季全休となることが発表されています。
ネッツのジャレット・ジャックが、右膝の前十字靭帯断裂と、半月板の損傷により、今季の出場は完全に絶望となりました。
ジャックは、現地1月2日(日本時間3日)に行われたセルティックス戦で、速攻を走っていた際、チームメイトのウェイン・エリントンからパスをもらい、そのままシュートに持ち込もうとしました。後ろから走っていたセルティックスのアイザイア・トーマスとの接触はなかったものの、右膝が大きく内側に曲がり、そのままコートに倒れこみました。
倒れこむ際には、アイザイア・トーマスとの接触はあったものの、ほとんど影響はしていないものと見られます。
倒れこんだ後の、痛みに苦しむ顔というよりは、絶望を感じ、放心状態のような彼の表情が目に焼き付いて離れません。
復帰時期について
試合直後は捻挫という判断でしたが、このような結果になってしまい、非常に残念です。
ジャックは今後手術を受ける予定とのことですが、復帰時期は見当もつかない状態で、現地メディアによると、完全回復まで9〜12ヶ月の時間を要するとのことで、来シーズン前半も出場は難しいのではないでしょうか。
前十字靭帯断裂とは?
NBA選手で非常に多いケガです。
タックルを受けた際や、ステップを踏んだ際など、バスケにおいて非常に起こりやすく、放ったままプレイを続けることはまず不可能で、すぐに手術という方法はあまり用いられず、2〜4週間の回復期間を経て、手術に及ぶという大掛かりな作業を必要とします。
膝がはずれたときに起こりやすいケガで、今回のジャックも膝が大きく曲がっていました。
回復の時期としては、術後10日前後で歩くことができ、1ヶ月で自転車、2ヶ月でジョギングまで出来るように回復します。しかし、スポーツへの復帰には非常に長い時間を要します。(膝が外れ、同じ症状が起こりやすくなるためです)5ヶ月前後でシューティング等の非対人練習、8ヶ月前後で通常の練習に復帰できることが多いようです。
しかし、NBAは接触も多く、危険なプレイも多く発生するため、9〜12ヶ月は必要でしょう。
ジャレット・ジャックは、NBA内では有名なジャーニーマンで、トレイルブレイザーズ、ペイサーズ、ラプターズ、ニューオーリンズ・ホーネッツ、ウォリアーズ、キャブス、ネッツと渡り歩いていますが、非常に堅実なプレイとディフェンスが持ち味で、どのチームでもラストショットを任されたりするなど、重宝されるプレイヤーです。
現在10勝23敗と非常に落ち込んでいるネッツではありますが、重要な戦力の一つであり、ネッツとしては非常に苦しいシーズンを強いられそうです。
今季32試合全てに先発で出場し、平均32.1分間プレイ、12.8得点、チームハイの7.4アシスト、4.3リバウンド、彼としては低いFG成功率39.1%を記録していました。
ネッツがこの先勝っていくためには、ジョー・ジョンソンの得点・ディフェンスによるエース的な活躍、ブルック・ロペスの安定的な得点、シェーン・ラーキン、ドナルド・スローン、ウェイン・エリントンのステップアップが重要になります。
試合内容としては悪くない印象だったネッツを期待して見て行きタイと思います。
このブログでは、NBAに関するニュースや、コラムを中心に、どこよりも詳しい情報を発信できるよう尽力しています。是非、読者登録や、ブックマークをお願いします。
コメントもお待ちしています