【トレード情報】2016/02/17グリズリーズ、ヒート、ホーネッツ間でトレード アンダーセン、ロバーツ、ヘアストン、リー
またもやトレード情報が入ってきました。
今回のトレードはスター選手は絡まないものの、プレイオフの鍵となる、シューター、ディフェンダーの多く絡むトレードとなりました。
ヒートはホーネッツからブライアン・ロバーツを獲得、グリズリーズはPJ・ヘアストンをホーネッツから、クリス・アンダーセンと2巡目指名権をヒートから獲得、ホーネッツはコートニー・リーをグリズリーズから得ています。
まずヒート。こちらはクリス・アンダーセンを放出し、ブライアン・ロバーツを得ています。クリス・アンダーセンは途中加入ながら、2012−13シーズンのチャンピオンシップ獲得に大きな役割を果たし、ヒートファンの人気を博していました。
ポストディフェンス、ブロック、リバウンドの能力が高いアンダーセンですが、現在37歳と非常に高齢で、今シーズン終了後にFAとなるため、引退を表明すると見られています。
ブライアン・ロバーツは現在30歳。シュート力は非常に高く、2014年にはフリースロー成功率1位の成績をダーク・ノヴィツキーから滑り込みで奪っています。
非常に安定感のあるプレイが持ち味でしたが、今季はホーネッツでの出番はありませんでした。
ドラギッチ、ウードリーのいるヒートでも出番が無いと思われますが、ラグジュアリータックスを回避できるということで、十分意味のあるトレードだったのではないでしょうか。
次にグリズリーズ。PJヘアストンとクリス・アンダーセンを獲得しました。
PJ・ヘアストンはスリーポイントが持ち味で、ルーキーシーズンはルーキとしては非常に良い活躍を残していまいした。しかし、ホーネッツではインパクトが足りず、プレイタイムはほとんどありませんでした。グリズリーズのウイングプレイヤーとしては少々役不足感があるもののの、トニー・アレンなどがいるため、控えから活躍できるでしょう。
また、クリス・アンダーセンは先述したとおり高齢で、今シーズンが最後と見られます。ですので、マーク・ガソールの負傷を補うことが目的のためには十分です。
最後にホーネッツはコートニー・リーを獲得しました。
リーはここ数シーズン、グリズリーズのディフェンスとシュートを担当、プレイオフでの活躍に大きく貢献しました。
しかし、今季は不調の試合が多く、グリズリーズでは出番が少なくなりがちでした。
ホーネッツでもシュートの状況によっては機会が与えられると思われます。
このトレードはベテランが多く、非常に微妙なトレードとなりました。プレイオフの鍵となって活躍した選手が年齢とともに衰え、チームを去っていくのは悲しいことですが、トレード先での活躍を祈りたいと思います。
《追記》2016/02/22
ブライアン・ロバーツはヒート加入直後、トレイルブレイザーズとトレードが行われ、ヒートはサラリーの節約を大きく果たしました。
また、クリス・アンダーセンのキーワードでこの記事を見つけてくださった方が多く、アンダーセンの人気の高さを実感しております。
私も、チャンピオンになった年のバードマン(クリス・アンダーセン》が大好きで、トサカヘアーを真似したこともありました。
地味ながら存在感の大きい彼のトレードは少し悲しいのですが、出番の全く無かったヒートよりは、出番のもらえているグリズリーズのほうが彼にとって有意義だと思います。新天地での様々な面での貢献に期待しています。