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【NBAコラム】解雇続出!?オールスター明けのチーム改革後編(地味なベテランをチョイス)

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オールスター、トレードデッドラインを終え、チームの今後の方針が見えてくる時期に入ってきました。

ベテラン、前半不調だった若手の解雇が続出する中、スター選手の解雇も相次いでいます。前回記事はこちら↓

 

nbanow.hateblo.jp

前回はスター選手3人を取り上げましたが、この先は少々地味。いや、マニアックな選手を取り上げていきたいと思っています。

解雇劇その4 マーカス・ソーントン ロケッツ→FA

ロケッツからピストンズへのトレードが成功し、すぐにチームへ貢献するはずだったはずなのですが、一緒にトレードされたモンテユナスの身体検査に異常が見つかり、トレードは中止。モンテユナスは現在もスターターとして頑張っているのですが、ソーントンはすぐに解雇。

正直びっくりしました。私の印象としては、彼の爆発力によって勝利した試合が何試合もあったという感じでした。試合によっては、ハーデンよりもオフェンス影響力があった時もあったほどです。

彼の特徴として、オフェンスの爆発力があります。入らない時はとことん入らないのですが、入りだしたら止まらない。問題点はディフェンス。

こんな感じですが、今季は3ポイントを全ショットの49%を打っておきながら、3ポイント30%前半と、ちょっと不安定すぎたのでしょうか。今季、勝利が不安定なロケッツにこんな不安定の代名詞という選手は置いておきたくないということもあるのでしょうか。

解雇劇その5 スティーブ・ノバック  サンダー→バックス

彼はれっきとしたピュアシューター。ニックス時代には安定的な勝利の大きなキーマンになっており、カンファレンス2位の成績の大黒柱でした。

彼のシュートは本物。近年あまりみないピュアシューターらしい美しいフォームで決めてきます。しかし、そこには但し書きが。出場時間を貰えればという大きな問題を抱えています。

この但し書きが当てはまるシーズンは少なく、キャリア9年間で10分以上の出場時間をもらえたシーズンはたった4シーズン。スタートで出場した試合もたった6試合。

チームに恵まれなかったと言っても過言ではありません。例えば、スパーズやヒート、全盛期のサンダーあたりに入れていればシューターとしての能力は存分に発揮できたはず。ちなみスパーズでは23試合のみ出場。

もちろん、コートに立っているだけで役に立つのがシューターというものです。しかし、ディフェンスができず、スポットアップスリー以外に打てないのならばお役御免といったところでしょうか。

シューターとしては高身長な208cmですがディフェンスもパワーもスピードもないとなると命取り。今後も出番は少ないと見て良いのではないでしょうか。残念です。

ちなみに、近年のピュアシューターの中でここまで成功できていないベテランは希少と言って良いといえます。ジェイソン・カッポーノ、マット・ボナー、ジェームズ・ジョーンズ、ラシャード・ルイス、マイク・ミラー、ダニー・グリーン、マルコ・ベリネリあたりは全員優勝リングを持ち、一部の選手は3ポイントコンテストでの優勝を経験しています。やはり、このメンバーを見てると若干スキル不足が感じられますね。(カッポーノを除く)

解雇劇その6 アンドレ・ミラー ウルブス→スパーズ

デリック・ローズ、カイリー・アービング、ジュルー・ホリデー、デロン・ウィリアムス、ジョン・ウォール、ラッセル・ウェストブルック・・・今年の名だたるスターポイントガードたちを紹介するにあたって大ケガは付き物。では、ケガをしないポイントガードがいたとしたら・・・チームの安定感がより増しますよね。

そこで重宝されるのがアンドレ・ミラーという選手。スリーポイントを打つことも無ければ、ダンクを豪快に決めることもない。妙なパスセンスがあるわけでも無ければ、大きな体でインサイドをこじ開ける選手でもない。でも、いつでも試合に出させることができ、落ち着いて味方にパスを供給する。そんな選手です。

どこのチームに行っても同じように試合に出て、アシストを残せる。だからこそトレードの候補になってしまう。なんて悲しいことなのでしょうか。ちなみにミラーのキャリアハイは52得点・・・ちょっとびっくりです。でも、こんな風に衰えながらもいろんなチームに必要とされる選手というのはかっこいいですよね。

最近の選手は怪我が異常に多く、チームのプレイに安定感がないように感じます。華がなくてもいいから安定してプレイできる選手が必要になってきているのではないでしょうか。

 

今回のところはこれでおしまい。

そろそろ解雇も終わる時期ですので、次回以降のコラムも考えていきたいと思います。