NBA NEWS NOW

NBAの最新ニュース、コラムネタを中心に思ったことをつらつらと書いていくブログです。マニアックに攻めていきますよ

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【NBAコラム】解雇続出!?オールスター明けのチーム改革前編(バレジャオ、リー、ジョンソン)

オールスター明け、これからが重要なシーズンだというのに、ニュースネタが書ききれない私です。

ウォリアーズとスパーズという今季の2大巨塔がオールスター明け、最初の試合で負けるという謎のスタートで始まった後半戦。リラードが51得点、アンソニーデイビスが59得点・20リバウンドを達成していたり、今季振るわなかったチームのスタートダッシュが目立っています。後半戦でどのチームが伸びてくるのか、あるいはどのチームが落ちていくのか、プレイオフの動向を含め、楽しみな時期がやって来ました。

それでは本題に Let's Go!

 

トレード頻発の中で起きた残酷な解雇劇 負傷という地獄

ニュースサイトや、まとめブログでもなかなか報じられていない話題です。

トレード頻発も一段落し、どのチームもプレイオフに向けて動き出す中、チームを支えてきた頼れるベテラン・未来ある若手が多数解雇される・・・なんとも無慈悲なリーグです。

ラグジュアリータックスの関係もあり、ローテーション入りできていないプレイヤー、負傷で長期離脱のプレイヤーを解雇するのは当たり前のことなのでしょう。その過酷さがNBAなのでしょうか。

解雇劇その1 アンダーソン・バレジャオ(キャブス解雇→ウォリアーズ)

言わずと知れたキャブスのママ。レブロンがいる時も、そうでない時も、チームを縁の下から支える力持ちです。

しかし、昨季頭にアキレス腱を断裂。チームから長期離脱を余儀なくされ、実力があるにも関わらずベンチに座り続ける日々。ケビン・ラブのトレード加入、トリスタン・トンプソンが完成形に近づく、ティモフェイ・モズコフがトレード加入するなど、インサイド陣の層は厚くなるなか、今季に入ってスモールラインナップを多用するようになり、ついに「不要」となってしまいました。

トレードでブレイザーズに移籍したものの、再建中のチームにも必要とされず、すぐに解雇されてしまいました。

レブロンとの華麗な合わせプレイがバレジャオの良さなのですが、それもモズコフ、トンプソンがいれば十分なのでしょう。そうなると、歳を重ねたベテランに用はない・・・なんとも残酷な話です。

そして、選んだのはウォリアーズ。理由はファイナルでレブロン擁するキャブスと戦えるかもしれないから・・・ええ。キャブスのママは解雇されてもなおキャブスのママなんです。スモールラインナップのウォリアーズで、ガッベージタイム以外のプレイタイムはほぼないと言って良いでしょう。でも、キャブス愛はチームを離れても変わらないんですね。涙がこぼれます。

解雇劇その2 デイビッド・リー(セルティックス解雇→マーベリックス

こちらもチームの核となり得るベテラン、デイビッド・リーです。2010・13シーズンに2度オールスターに選出された、数シーズン前のNBAファンなら誰でも知ってる選手でしょう。

ニックス、ウォリアーズ前半の彼の平均10本以上のリバウンド、20点以上の平均得点は記憶に新しく、現在でも大活躍を収めていると思っていたファンも多かったのではないでしょうか。

しかし、ウォリアーズでの先発を外され、出場時間が激減。その年はウォリアーズが優勝したものの、連覇を経験することなくセルティックスへ移籍。その後もインパクトを残すことはなく、解雇されました。

彼の特徴としてディフェンスをしないというところがあります。ディフェンスを持ち味とするセルティックスの若手たちには不要。いや、いないほうが良いという選択だったのでしょう。

新天地はマブス。「プレイタイムの保証はしない」と言われるも、2桁得点、2桁リバウンドをベンチから、プレイタイム20分台で叩き出せる状況を作り出しています。解雇されても頑張るベテラン、かっこいいです。

解雇劇その3 ジョー・ジョンソン(ネッツ解雇→ヒート)

ネッツが王者ヒートを下して優勝・・・そんな夢を見ていたシーズンを思い出してください。あの頃のキレッキレのジョンソンは目に焼き付いて離れません。

大金とドラフト指名権を使って手に入れたカリスマたちはすぐにチームを去り、残ったのはジョンソンとロペスだけという今シーズン。再建なんてもってのほかという気迫を持って臨んだものの、気がついたら下から2番めあたりをさまよう弱小チームに。コメンテーターたちからはシクサーズより状況はひどいなんていう声が挙がっていました。

そんな中、コーチ解任、ジャレット・ジャックが今季全休と、勝ちを望むことができなくなったネッツはGMも解任し、バルニャーニを解雇。すぐにジョンソンも解雇されました。 FG成功率も得点もそこまで悪くないはず、エースとしての役割もたまには果たしていたはず。でも、リーグで6番目の高給取りはコスパが悪すぎたのです。

メールの受信箱がウェイドからのメールでいっぱいになるほどという、熱烈勧誘を受け、加入したのはヒート。奇しくもあの時のネッツの最大のライバルです。

しかも、ジョンソンがヒートとサインした日はなんとニューヨーク方面へのロード・トリップ中。ジョンソンを拾ってマイアミに帰るというなんという手際の良さ。

シャックを連れて帰ってきた時にも思いましたが、ヒートはいつだって段取りが良いチームなんですね。

 

解雇劇その4 マーカス・ソーントン

解雇劇その5 スティーブ・ノバック

解雇劇その6 アンドレ・ミラー

解雇劇その7 ベノ・ウドリー

解雇劇その8 クリス・ハンフリーズ(追加)

解雇劇その9 タイ・ローソン

解雇劇その10 ケビン・マーティン

 という感じで後編に続いていく予定です。予想以上に多く、幾つかに分けるかもしれませんが・・・地味な選手を後半に集めて絶賛編集中ですのでもう少々お待ち下さい。

 

《追記》2016/03/10

続き書きました↓

 

nbanow.hateblo.jp

 

 

ヒート ジョー・ジョンソンとの契約を公式に発表 ディフェンスで貢献なるか

ヒートがジョー・ジョンソンと契約 今後を左右する選手になるか

本日、マイアミ・ヒートが公式にジョー・ジョンソンとの契約を発表しました。

トレードで獲得したブライアン・ロバーツを解雇したことで、ヒートのロスターは14人。さらに、タイラー・ジョンソンは肩の負傷で長期離脱中、クリス・ボッシュ血栓の治療中で復帰時期は依然として不明、ベノ・ウドリーは足の指の付け根を手術し今季全休と、プレイできる選手はたった9人という悪魔のような状況でした。(ハスレムも一時離脱中)

 

起用方法はどうなるのか プレイオフの鍵へ

彼の本来のポジションはシューティングガードです。しかし、ウェイドがいる限りその座は空きません。しかし、現在のヒートのスターターはドラギッチ、ウェイド、ウィンズロー、デン、スタウダマイヤーという完全スモールラインナップです(ホワイトサイドは控えから大活躍中)。この状態からスターターに入れるのであればウィンズローとプレイタイムをシェア、パワーフォワードポジションの適合を経てデンの控えも行う可能性があります。

もしくは、現在完全ディフェンスキャスト状態のグリーンの置き換えというやり方を試す可能性も高いでしょう。

《追記》2016/03/02

ジョンソン加入後2試合のスターターはドラギッチ、ウェイド、ジョンソン、デン、スタウダマイヤーというラインナップ(予想通りでした)。さらに、グリーンのプレイタイムが少ないのは予想していましたが、2試合で未だ0分。ウドリーの解雇もあり、今後の起用法に注目です。 追記終わり。

 

フィジカルなディフェンスとオフェンス力を兼ね備えたジョンソンはヒートのプレイスタイルにぴったりです。必ずや、今後のヒートのプレイオフプッシュに大きな貢献を果たしてくれるでしょう。

正直オフェンスは期待できないですが、ディフェンスは彼の体なら十分。控えでも大きく役割を果たすと思っています。

 ・・・そんなことを言ってますが、ヒートのどの選手よりもスリーポイントを多く決めているのはこのジョンソンです。

 

ジョンソン解雇記事はこちら↓

 

nbanow.hateblo.jp

 《おまけ情報》2016/02/28

ヒートの本家ジョンソン(タイラー・ジョンソン)がボールハンドリングのドリルを開始しているようです。しかし、今回のロードトリップには参加していない模様。

【業務連絡】Twitterはじめました

ええ。今更です。許してください。

やっとの思いでtwitterを始めることができました。

 

最新情報、筆者のつぶやきなどちまちまと配信していきますので良かったらフォローお願いします。

初っ端からディスりを入れていますがあしからず・・・

 

Twitterは連携が楽でいいですなぁ

ネッツ ジョー・ジョンソンを解雇 移籍先を考察してみよう

お荷物ジョンソン ついに解雇

本日朝方、ネッツがジョー・ジョンソンを解雇したことを発表しました。

バルニャーニの解雇後、2人目の解雇となりました。

 

ジョンソンは7回のオールスター選出を誇る、リーグでも指折りのシューティングガード・・・だったはずなのですが、昨シーズンから不調が始まり、今シーズンは無得点の試合も発生するなど、リーグで最高給の選手だった彼の面影はどこにも残っていませんでした。

今季の成績は平均11.8得点、FG40.6%、3FG37.1%と普通の選手としては決して悪いものではありません。しかし、オールスター選手としてチームに置いておくにはサラリーが高すぎました。トレードに乗ってくれるチームもいなかったのでしょう。

しかし、ネッツの1巡目指名権は2019年までなく、ドラフトでの再建は不可能。ジョンソンの解雇がネッツにどんな影響を及ぼすのかは予想がつきません。

コスパがことごとく悪かったジョンソン

2シーズン前のジョンソンを思い出してください。

レギュラーシーズン、王者ヒートに対して4試合中4試合すべてに勝利したネッツの頃です。ポール・ピアースが躍動したシーズンでしたが、ジョー・ジョンソンなしにはヒートに土をつけることすら出来なかったと思います。

ディフェンダーを背中に背負いながらの確実なフローター、入りだしたら止まらないスリーポイント、大きな体を活かしたポストプレイ、重要なときにレブロンすら守り切るディフェンス、確実なステップバック・・・挙げだしたらきりがありませんが、得点の引き出しの多さ、体の使い方のうまさ、堅実なディフェンスに関してはガードの選手としては屈指のものがありました。

だからこそ地味な彼に大量の給料が与えられたのだと思いますし、優勝の光が見えていたのも事実です。

他のチームへの移籍濃厚・・・復活なるか?

ホークス、セルティックス、キャブス、ヒート、ロケッツ、サンダー、ラプターズが獲得に興味を示している模様です。濃厚と思われているのはキャブスですが、契約のためにはベテランミニマムレベルでの契約にする必要があり、優勝を取るか、プレイタイムを取るか、お金を取るか、ジョンソンにとって大きな決断となりそうです。

どのチームも決め手に欠けるチームではあるものの、少々ギャンブル性のある獲得になることが予想され、積極的に動くチームは少ないか・・・?なんて思われます。

本人の要求次第ですが、優勝を1度も経験していないジョンソンは優勝の可能性のあるチームを選択するのではないでしょうか。

 

《追記》2016/02/28

ヒートと公式に契約を果たしました。記事はこちら↓

 

nbanow.hateblo.jp

 

ヒート ベノ・ウドリー 足の手術で3ヶ月の離脱 ヒートの行方は?

ウドリーなのかウードリッヒなのかという議論についてはこちらの記事をお読みください。ウードリックではないですよ。

 

nbanow.hateblo.jp

 

ウドリーが今季全休へ

現地23日、ペイサーズ戦で足を傷めたヒートのガード、ベノ・ウドリーが右足の指の付け根の手術のため3ヶ月の離脱となることが発表されました。

ペイサーズ戦の1Q、たった6分間のみの出場で足を負傷。試合はオーバータイムにもつれ込んだものの、ヒートが勝利しました。

X線検査での結果は芳しく無く、MRIでの追加検査で手術が必要なレベルの負傷だったことが判明したようです。

 

呪われたヒート プレイオフは・・・?

昨シーズンの序盤、ジョシュ・マクロバーツがつま先、膝の半月板を手術、シーズン全休。オールスター直後にボッシュの肺血栓が見つかり、更にもう一人全休。昨季のヒートはケガに呪われていました。

代わりにマイケル・ビーズリー、ヘンリー・ウォーカーのカンザスステイトコンビをゲットしたものの、ディフェンスに難があり今季契約には至らず。タイラー・ジョンソン、ハッサン・ホワイトサイドという若手をDリーグからゲット、ゴーラン・ドラギッチをトレード獲得したのは大収穫でしたが、プレイオフ出場にはあと一歩及びませんでした。

ジェラルド・グリーン、アマーレ・スタウダマイヤーをオフに獲得、堅実ディフェンスのウィンズローをドラフト、トレードでベノ・ウドリーをゲットしたことで、円熟味を増したヒートでした。しかし、直後にタイラー・ジョンソンが肩を負傷し、一度は戦列に戻ったものの長期離脱。ボッシュも可能性は低いと見られていた血栓を再発し長期離脱。さらに追い打ちをかけるようにベノ・ウドリーの全休という悪魔の呪いが再発してしまいました。

 

シーズン全体の印象としてウェイドの体調が良かったように見られるのはせめてもの救いですが、オールスター明けに2試合欠場しており、油断は禁物です。

誰も予想しなかったNBA制覇を追いかけるベテランたち…かっこいい!

けが人が多発する中でオールスター明けに3連勝を収めているヒート。この逆境を跳ね返すべく奮闘するベテランたちの雰囲気は、他のチームを圧倒していて、見ていて非常に楽しいです。

ルオル・デンのパワーフォワード起用がここ3試合で大成功しており、デンはいずれの試合もインサイドでの活躍が目立っています。ドラギッチも速攻でのオフェンスを積極的に牽引しており、得点・アシストでの貢献が増加。トレードデッドラインを終え、ホワイトサイドのメンタルも非常に落ち着いており、20・20をベンチからもぎ取るというなかなかの大暴れを見せています。ウィンズローもディフェンスの良さに加え、シュート成功率も上昇中。更にウェイドのエースらしいクラッチプレイが重なってNBAでも稀有な面白みのあるチームになっています。

 

ジョンソン、ボッシュの早期復帰を祈り、明日のウォリアーズvsヒートのネット観戦に臨みたいと思います。

 

《追記》2016/02/25

ヒートより公式の発表があり、3ヶ月の離脱となるようです。